離乳食を冷凍する方法は主に3つあり、詳しくは前回の記事で紹介しました。
ですが、その3つの方法それぞれを食材に合わせて使い分けていく必要があります。
というのも離乳食は、時期によって食べられるものや固さ、量などが変わっていくもの。そのため、フリージングの方法もそれに合わせていく必要が出てくるんです。
時期に合ったフリージングのコツを押さえて、離乳食づくりをより効率アップしましょう。
この記事では、離乳食の時期や食材別に見た冷凍のコツをご紹介します。
離乳食初期(5、6か月頃)
食べる量がまだ少ないので、1食分ずつ小分けにして冷凍しておくのが基本。ドロドロ状のものが多いので、製氷皿を使うと便利です。
おかゆも野菜も製氷皿で
1食分ずつの小分け冷凍なら、製氷皿がとにかくオススメ。ドロドロ状のものでも液体でも、冷凍するのが楽チンです。
つぶしたものを野菜スープやだしでのばすことも多いこの時期。野菜スープやだしも、もちろん製氷皿で冷凍しておくと便利です。
製氷皿で凍らせておいた食材は、完全に凍ってからジッパー付き袋に移しかえてストックしておきましょう。
製氷皿が空いて、また別の食材を冷凍するのに使えます。
魚類にはラップで
しらす干しや白身魚など、すりつぶしてもドロドロ状にならないものなどは、製氷皿での冷凍がしにくいもの。
そんな時はラップの上に薄くのばして包み、冷凍しておくと便利です。1食分ずつ使えるように、下の写真のように筋をつけておくのがオススメ!
離乳食中期(7、8か月頃)
ゴックン期に比べると1回で食べる量も増えてくるので、製氷皿冷凍にも限界がでてきます。
フタ付きの容器やジッパー付き袋をうまく併用していきましょう。
おかゆはフタ付き容器で
1度にたくさんの量を食べるようになるので、製氷皿で冷凍しているのでは間に合いません。
フタ付き容器で1食分ずつ小分け冷凍しておきます。
野菜は製氷皿かジッパー付き袋で
野菜は量にあわせて、製氷皿かジッパー付き袋を使い分けましょう。
少量を使いたいもの(初めて食べさせる食材など)や水分の多いものは製氷皿を、一度にたくさん下ごしらえしてしまったものなどはジッパー付き袋に入れて冷凍します。
ジッパー付き袋で冷凍する場合は、薄くのばして冷凍室に入れます。そうすると、必要な分だけ折って取り出すことができるので便利!
肉・魚類はラップかジッパー付き袋を
肉・魚類は1食分ずつラップに包んで冷凍しておくか、下ごしらえした量が多いものやたくさん使うものに関してはジッパー付き袋に入れて冷凍しておくと便利です。
離乳食後期(9~11か月頃)・完了期(12~18ヶ月頃)
1日3回食になり食べる量も増えてくるので、ジッパー付き袋で冷凍しておくものが多くなります。
おかゆはフタ付き容器で
中期の頃と同様、おかゆは1食分ずつフタ付き容器に入れて冷凍しておくのが便利です。
野菜、肉・魚類ともにジッパー付き袋が大活躍!
食べる量が増えてくるので、フリージングに関しても1度にまとまった量の下ごしらえをしておくことになります。そのため、基本はジッパー付き袋で冷凍!
薄くのばして冷凍し、その都度必要な分だけ折って使います。
おかずもジッパー付き袋でバラ冷凍を
後期・完了期になると、ハンバーグやお焼き、ミートボールなどのおかずを冷凍しておくと便利。
また、手づかみ食べの練習にもってこいのスティック野菜も、冷凍室にストックがあると心強いです。
このような形のあるものは、ジッパー付き袋に1つずつすき間を空けて冷凍しておくと、使う時に取り出しやすくなります。
またひじきの煮物なども時間のある時にまとめて作って、フリーザーバッグで冷凍しておくと便利です。
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