母乳育児中の体調不良。薬を飲むために母乳中断を勧められた話

母乳育児体験談

産後は体調がすぐれなかったりすることも多いと思います。

ホルモンの変化に加え、慣れない育児での疲れやストレスなどもありますよね。

私も出産後は体調を崩してしまうことが多かったです。持病が再発して治りが悪かったり、風邪をひきやすかったり。

育児中は子供の世話があるので体調を崩してしまうと大変だし、母乳育児中は市販の薬やサプリメントなども控えなければならないことが多いので、普段から睡眠や栄養バランスに気をつけて体調を整えておく必要がありますね。

こちらでは、私が体調を崩して一番辛かった時のことを書いてみます。

母乳育児中に「薬を出すので母乳を中断して下さい」と言われた時のことです。

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薬を飲むなら母乳を中断しなきゃならない?

出産後、退院してすぐの体調不良

私が「母乳中断」を言い渡されてしまったのは、産後1週間ほどしか経たない頃のことでした。

まだ産院を退院したばかりだったのですが、「紛瘤」という皮膚の炎症が再発してしまい、皮膚科に行きました。

化膿しているので抗生剤を飲まなければならないのですが、その皮膚科の先生は「薬を飲むなら母乳を中断してください」とあっさりと言い放ったのです。

当時慣れない母乳育児に四苦八苦しながらも何とかミルクを足さずに頑張っていた頃だったので、「どうしよう…」とものすごく悩みました。

もしここで一時的にでもおっぱいを止めてしまったら、もう出なくなってしまうかもしれない。息子が飲んでくれなくなるかもしれない。それに、張ったおっぱいのケアの仕方だって分からない…。

結局その場では薬の処方を断り、患部の消毒だけしてもらって帰りました。

母乳を止めることも薬を飲むこともできない不安

翌日もまた消毒だけのために皮膚科に通院。

ただでさえ産後間もなくて体も辛いし、実家に預かってもらっているとはいえ息子のことも心配。そして、患部はいっそう腫れ上がるばかり…。

皮膚科の先生は「このまま消毒だけしていても薬を飲まないことにはどうにもなりませんよ。」と言うのみ。

でもどうしたらいいのか分からず、その日も薬をもらわずに帰ってきました。

実家に戻り母にそのことを話すと、不安でボロボロと涙がこぼれてきました。マタニティブルーもあったのだと思います。

せっかく頑張っているのに、ここで母乳を止めたくない!でも、炎症が日に日に悪化して痛みもひどくなってる…。どうしよう…。

産婦人科に相談することに

「産婦人科に相談してみたらいいんじゃない?」と母に言われ、すがる思いで息子を産んだ産婦人科を受診しました。

すると話を聞いた先生はあっさりとこう言ってくれたのです。

「うちで薬出すから大丈夫ですよ。母乳もドンドンあげて下さい。」

この力強い言葉にどんなに安心したことか。

処方してもらったのは、抗生剤、消炎剤、痛み止め、化膿止めの塗り薬。

授乳中は薬はすべてNGと思いがちですが、種類によっては服用しながらでも母乳をあげて問題ない薬もあります。

何かあっては…と母乳の中断を勧める先生もいるようですが、そんな時は産婦人科に相談してみることを強くおすすめします。

なるべく母乳に影響の少ないお薬を処方してもらい、早く回復することが赤ちゃんにとっても一番だと思います。

授乳中の薬の服用について

問題ないといわれている薬でも、赤ちゃんへの影響が心配…という場合は、授乳直後に薬を飲み、2~3時間開けて授乳するようにするといいそうです。

病気や薬の種類によっては、どうしても授乳をお休みしなくてはならないケースも出てくると思いますが、そんな時は3~4時間おきに搾乳をすると良いそうです。

何もせずにいると母乳の分泌量が減ってしまったり、溜まり乳の方の場合は詰まって乳腺炎になってしまうことも考えられます。

不安な時はお休みの仕方を助産師さんに相談すると良いと思います。

母乳育児中に私が経験した悩みやトラブルについて、以下の記事で紹介しています。合わせてご覧いただけると嬉しいです。

母乳育児中は悩みが尽きない?!私が体験した心配事やトラブルまとめ
母乳育児にはメリットがたくさんある一方で、不安や悩みもたくさんありました。何しろ初めてのことで分からないことだらけだし、子供の成長がかかっていると思うとつい心配してしまいがち。また、乳腺炎を繰り返したりとトラブルが続くと、さすがに「母乳育児がつらい」と思ってしまうことも…。こちらでは、私が経験した悩みと解決法を載せています。
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高3、高1、中1の3人の子どもを育てる主婦。
子ども達の離乳食作りの経験をもとに、離乳食作りがもっと簡単になるような情報を発信していきます。

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